知日派ジョセフ・ナイ氏死去 「ソフトパワー」提唱の国際政治学者
米ハーバード大学は7日、国際政治学者で同大学特別功労名誉教授のジョセフ・ナイ氏が6日に死去したと発表した。88歳だった。ナイ氏は「ソフトパワー」という外交理論を提唱し、国際政治学の分野で広く知られていた。
ナイ氏は1937年1月19日、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。ハーバード大学で長年教鞭を執り、1995年から2004年には同大学ケネディスクールの学長を務めた。また、アメリカ政府の国家情報会議議長や国防次官補(国際安全保障担当)などの要職も歴任した。
ナイ氏が1990年代に提唱した「ソフトパワー」は、軍事力や経済力といった「ハードパワー」だけでなく、文化や価値観、政策などによる他国への影響力の重要性を指摘する概念である。この理論は、アメリカを含む多くの国の外交政策や国際関係の分析に影響を与えてきた。
関連記事
米・メキシコ国境へ殺到する兵役年齢の中国人たち。ノーム前米国土安全保障省長官は、中国人不法移民の米国境移動を組織的に支援するネットワークの存在に警鐘を鳴らした
ホワイトハウスを狙った大規模テロ計画をFBIが阻止。容疑者23人の関与が浮上し、バンス副大統領は「背後に黒幕がいる」との見方を示している。米当局は組織的な支援ネットワークの解明を進めている
W杯を前に再燃する「なぜ米国ではサッカーと呼ぶのか」という疑問。語源は英国の大学文化にあり、NFLとの共存が現在の呼称定着に影響。トランプ氏の発言も議論を後押ししている
中国市場に依存してきたハリウッドの成長モデルが限界を迎えている。内容改変などの代償を払った結果、シェアは大幅低下。今後は国内制作へ回帰し、雇用創出と産業再建を目指す動きが強まっている
ニューヨーク州でAI生成の人物を広告に使う際、明確な表示を義務付ける法律が施行。違反には罰金を科す。全米初の規制で、消費者保護と俳優の権利確保を狙う一方、業界では賛否が分かれている