Shutterstock

アメリカ51番目の州の可能性 アルバータ州独立運動とカナダ分裂危機

カナダ・アルバータ州で独立運動が急拡大している。住民投票やアメリカ編入論が現実味を帯び、カナダ分裂と北米の地政学的変化が注目されている。

カナダで行われた総選挙において、左派の自由党が168議席を獲得し、マーク・カーニー氏が次期首相の地位に就く見通しとなった。ただし、過半数の172議席には届かなかったため、他党との連立が必要な状況である。

一方、保守党は144議席を得て前回より24議席増加したが、政権交代には至らなかった。極左の新民主党は25議席から7議席へと激減し、党首ジャグミート・シン氏は自身の選挙区で敗北し、辞任を表明した。緑の党は1議席のみ確保し、存在感が薄れつつある。ケベック州を基盤とするケベック党は23議席を維持した。

▶ 続きを読む
関連記事
市場の仕組みを無視した安易な「富裕税」を痛烈に批判。富裕層はすでに社会に多大な貢献をしており、彼らの財産を奪うことはイノベーションの阻害につながると警鐘を鳴らす論説
米中間選挙において、身内に距離を置かれたオバマや遊説を避けたバイデンに対し、トランプは自ら「最高応援団長」として猛烈に全国を駆け回る。逆風の世論調査にも怯まず、強気に自らを売り込む姿を追う
米露中首脳会談の背景やウクライナ和平の現実、そして身勝手なダブルスタンダードを続けるヨーロッパに対するトランプ政権の冷徹な現実主義を解説した論考
欧州で拡大する激しい暴動と、世界で加速する国境の形骸化。一見無関係に見える「街頭での暴力」と「グローバリズム」の裏に潜む計画的な破壊工作とは?ニュースの表面からは見えない社会危機の構造を解き明かす
中間選挙後のトランプ弾劾の可能性をニクソン辞任劇と比較。ベトナム敗退の歴史から台湾侵攻リスクを警告しつつ、レーガン流の強硬路線による抑止シナリオも対比して今後の米中関係と国際秩序の行方を占う