025年4月4日、ブリュッセルのNATO本部で行われたNATO外相会議に出席した後、記者会見で発言するルビオ米国務長官(Jacquelyn Martin / POOL / AFP)

ルビオ氏 米関税は産業保護と貿易不均衡是正を両立

トランプ政権の関税政策を巡る「タカ派」と「ハト派」の見解の対立について、4月22日、ルビオ国務長官が米ジャーナリストで「The Free Press」創設者のバリ・ワイス氏のインタビューに応じた。関税は、トランプ大統領の交渉戦略の一環なのか、それとも本気で進めている政策なのか、政権内から相反するメッセージが発信されているとの指摘に対し、ルビオ氏は「どちらも正しい。どちらも正当だと思う」と述べた。

政権内では、貿易顧問ナバロ氏率いるタカ派が、関税そのものを目的とし、外国競争で打撃を受けた米産業の再建に必要だと主張。一方、ベッセント財務長官のハト派的な見解は、他国に譲歩を迫り行動を促すための戦略的圧力と関税を位置づけた。

ルビオ氏は、「アメリカの将来にとって重要な産業の中には、国内での生産能力を確保する必要があるものがいくつかある」と強調し、造船や製薬産業を例に挙げた。さらに、現在のグローバル貿易が、アメリカにとって公平かどうか、広範な問題を提起した。

▶ 続きを読む
関連記事
イランとの停戦は4月22日の夜に期限を迎えるとトランプ氏は述べた
パキスタンが米軍にイラン港湾への封鎖解除を提案し、米・イランの新たな和平交渉の開始を求めたと一部メディアが報じたが、トランプ大統領はこれを否定した。
トランプ大統領が最近、イボガイン含むサイケデリック薬の研究・利用促進へ大統領令に署名。退役軍人の自殺問題や精神疾患治療への新たな選択肢として注目している。FDA承認や規制緩和も焦点に
米ニューヨーク市のマムダニ市長と、オバマ元大統領が4月18日、初めて公の場で会談し、民主党を代表する世代の異なる政治家の交流が実現した
クレジットカードの金利上限規制が、実は低所得層からセーフティネットを奪うという皮肉な現実を解説。自由市場への介入が招く「信用の消失」と、1億人規模に及ぶ経済的悪影響を経済学者が警告する