出入国在留管理政策懇談会委員に挨拶する鈴木法務大臣(提供:法務省)

不法滞在やテロ目的の入国防ぐ 入国前審査導入前倒しへ

4月23日の衆議院法務委員会で、鈴木馨祐法務相は、短期滞在ビザが免除される外国人旅行者向けに、渡航前にオンラインで入国審査を行う「日本版エスタ(J-ESTA)」を2028年度に導入する方針を表明した。当初は、2030年度の運用開始を予定していたが、急増する訪日外国人旅行者に対応するため、2年前倒しすると言う。

対象は、ビザ免除協定を結ぶ70か国の短期滞在外国人(観光、商用など)。アメリカのESTAと同様、渡航者は渡航前にオンラインで個人情報や渡航目的を申請。不法滞在やテロなどのリスクがあると判断された場合、渡航認証が発行されず、正規ビザの取得が必要となる。

法務省によると、2024年1月1日時点の不法残留者数は4万9801人で、うち査証免除国出身者が2万8千人以上を占める。J-ESTAの導入により、不法滞在やテロ目的の入国を防止し、入国審査の効率化を図る。

▶ 続きを読む
関連記事
中国で7月1日から施行される「民族団結進歩促進法」をめぐり、日本の4つの議員連盟は6月30日、同法を強く非難し、撤回を求める共同声明を発表した。古屋圭司会長(自民党)は「とても民主国家としては容認できないような内容。議連として声を上げる必要がある」と訴えた
高市早苗首相は6月30日、これまでの延長線上にない新たな経済財政運営への抜本的な転換を図る方針を明らかにした。最大の焦点は、長年にわたる投資不足の流れを断ち切り、過度な緊縮財政から脱却する点だとしている
高市早苗首相は7月1日から開始される「電気・ガス料金支援」について告知した。標準的な家庭では、電気とガスを合わせて3か月間で約5千円程度の負担軽減となる見込みだ。
日本政府は外資による企業買収や投資の審査を強化する「日本版CFIUS」を発足。中共関連の違法活動や技術流出への懸念を背景に、経済安全保障体制の大幅な強化に踏み切った
高市総理は29日、対日外国投資委員会の初会合に出席。省庁横断で海外資本による対日投資の安全保障上のリスクを精査し、重要技術の流出を防ぐ体制を構築する。健全な投資を促しつつ、安保上の脅威には厳格に対応する「メリハリ」ある方針を強調した