米の価格が高騰している。イメージ画像(shutterstock)

米類価格 過去最高の上昇率92.1% 消費者物価指数3月分で明らかに

総務省が発表した2025年3月の消費者物価指数(CPI)によると、家庭で消費するモノやサービスの値動きを示す「生鮮食品を除く総合指数」は前年同月比で3.2%上昇し、4か月連続で3%台の伸びとなった。このうち「米類」の上昇率は92.1%に達し、過去最高を記録したことが明らかになった。

今回の物価上昇の背景には、米類価格の異常な高騰が大きく影響している。総務省のデータによれば、うるち米(コシヒカリを除く)の上昇率は92.5%となり、食料品全体の物価上昇を強く押し上げている。東京都区部の小売価格では、2024年2月時点で5kgあたり2,300円だった米が、2025年2月には4,239円とほぼ2倍に値上がりした。

米価高騰の主な要因は、需給バランスの崩れ、流通構造の変化、投機的な買い占めや売り惜しみ、そして天候不順による収穫量の減少などが複雑に絡み合っている点にある。従来の農協(JA)経由の流通から、直接取引やネット販売が増加したことで、流通経路間での米の奪い合いが発生し、価格の上昇と流通の混乱が長期化している。

▶ 続きを読む
関連記事
米国が国際刑事裁判所(ICC)の解体を主張し、日本は対応に苦慮している。政府はICC支持を維持しつつも、同盟国との関係を踏まえ慎重姿勢を崩さず、動向を注視している
現代を代表する物理学者の一人、スティーブン・ホーキング博士は生前、AIの制御不能、遺伝子技術、地球外文明との接触、地球温暖化、宇宙移住の遅れを、人類の存続を脅かすリスクとして警告していた
安倍晋三元総理の志を次世代へ。若者が主導した回顧展で、昭恵夫人や大塚海夫靖国神社宮司らが明かす「最高指揮官」の素顔。回顧展を通じ、託された「種」をどう開花させるかが問われた
AI開発を後押しする改正個人情報保護法が成立した。本人同意なしで個人データを活用できる特例を新設し、国産AIの競争力強化を狙う。一方、病歴や犯罪歴など要配慮個人情報も対象となり得るとして、プライバシー保護への懸念は根強い
AIの利用が広がる中、子供の学びで問われているのは不正行為だけではない。便利な道具に頼る前に、思考力や忍耐力、試行錯誤する力をどう育てるかを考える