3月4日、北京で開かれた中国人民政治協商会議の開幕式に出席した中国中央軍事委員会副主席の何偉東。edro Pardo/AFP via Getty Images

習近平の盟友に失脚疑惑 習の権力基盤に変化は?

中国共産党の指導者習近平の親しい盟友であり、中央軍事委員会の副主席である何偉東は、3月11日に全国人民代表大会の閉会式で最後に公に姿を見せて以来姿を見せていない。3月13日、独立系ジャーナリストの趙蘭建氏が何が逮捕されたことを明らかにし、物議をかもした。

3月25日、米紙ワシントン・タイムズは、米情報機関が中央軍事委員会で序列3位の何が解任されたと見ていると報じた。

不条理なのは、3月27日の定例記者会見で、この件について質問された際、中共国防部の報道官が「そのような情報はない、私たちはその状況を把握していない」と答えたことだ。この不器用な否定は非常に興味深いものだ。

▶ 続きを読む
関連記事
習近平がトップに就任して約14年、汚職対策などで792万2千人を処分した。当局は反腐敗運動の成果を強調する一方、依然として情勢は厳しいと説明。ネット上では制度そのものへの批判が相次ぐ
中国共産党高官の私的交流への規制が強まっていると、党指導部に近い消息筋が証言した。引退した最高指導部メンバー同士の通話にも届け出が必要だという。内部規制の存在や適用範囲は独自に確認できていない
中国共産党は29日、北京で4日間開いた第20期中央委員会第5回全体会議で、張昇民・中央軍事委員会副主席(68)を政治局員に選出した。来年後半の党大会を控え、軍中心に前例のない規模の粛清が続くなか、空席ポストを埋めた
習近平が中共五中全会後、自ら抜擢した高官を粛清する可能性が浮上。北京の消息筋が党内の権力闘争や次期人事を語った
習近平が自ら選んだ高官も次々失脚。反腐敗運動への異論が党内で浮上し、専門家は汚職を生む体制そのものに問題があると指摘