甘草レモン茶レシピで胃腸すっきり、肝脾元気
甘草(リコリス)とレモンの組み合わせ
中医学では、薬の性質(陰陽と五味の属性や効果)や、それがどの臓器に影響を与えるかを理解することが大切です。甘草とレモンを組み合わせることで、肝の血を補い、「甘酸化陰(甘味と酸味が合わさることで、陰血を生み出す働きがある)」という理論を活かしています。この組み合わせは、体を内外から調和させる作用があります。ここでは、その特徴について説明します。
1. 成分の説明
(1)甘草
- 性質: 甘味があり、穏やかで体に優しく作用する
- 作用:
- 気を補って、脾を元気にする
- 肺を潤し、咳を止める
- 体の熱を冷まし、毒を解消する
- 他の生薬の効果を調整する(生薬同士がうまく作用し合い、互いの効果を打ち消さないようにする)
(2)レモン
- 性質: 酸味があり、乾燥して熱を帯びた気血を冷ます作用がある
- 作用:
- 口の渇きを癒す
- 肝を整えて、気の流れをスムーズにし、心と体をリラックスさせる
- 食欲を増やして、胃腸を元気にする
- 体の熱を冷まし、余分な水分を取り除く
2. 甘草とレモンの組み合わせの特徴
- 甘草の穏やかな性質が、レモンの冷たい性質を和らげて、脾胃を守りつつ、体のバランスを取ります。
- 甘草の甘さは血を補い、レモンの酸っぱさは肝の火を静め、肝気を調整します。これにより、肝が脾を傷つけるのを防ぎ、消化を助けます。さらに、肺の働きを良くし、食欲を増進させます。
- 甘草は心と肺に作用し、レモンは肝に作用します。これにより、肝の気がスムーズになり、体全体が清々しくなります。
3. 期待できる効果
脾胃を元気にする:
- 脾胃を補い、消化を助ける
- 食欲を増して、胃腸の働きを活発にする
肝を整えて、気の流れをスムーズにする:
- ストレスを解消して、気持ちを落ち着かせる
- 体内の気の流れを良くし、心のバランスを取る
4. こんな方におすすめ
- 脾胃が弱っている
- 肝の調子が悪い、ストレスが溜まっている
- 気分が落ち込んでいる
- 食欲がない
5. 使用方法
- 使用量:
- 甘草: 3g
- レモン: 1/4個
- 温かいお湯で抽出してお召し上がりください。
- 注意点:
- 胃酸が多い方は控えめにしてください。
- 妊娠中の方は使用を避けてください。
関連記事
頭痛は「ただの疲れ」とは限らない。くも膜下出血・急性緑内障・脳出血など、命に関わる危険なサインを早期に見分ける方法と、日常でできる予防策・ツボ押し・食事法を専門家が解説
夏は心を養う季節。赤い食材、苦味、生脈飲など、心を穏やかに整える知恵とは。
なんとなく不調が続くとき、自律神経のバランスが乱れているかもしれません。薬膳茶とツボ押しで整える方法を紹介します。
辛いもののとりすぎは、胃腸への刺激が積み重なり、消化や吸収の働きに影響することがあります。中医学の視点から、腸の機能低下と女性の体調変化との関係を考えます。
歯みがきをしても消えない口臭、その原因は体の内側にあるかもしれません。中医学が考える「胃熱」との関係や、家庭でできる簡単な食事改善法をわかりやすく紹介します。