脳に侵入する異物

脳内からマイクロプラスチックを発見 その量は想像以上

新たな調査結果によると、マイクロプラスチックが人間の脳に侵入する割合は、他の重要な臓器よりも高いことが明らかになりました。

この研究は、2月3日付の『Nature Medicine』誌が掲載したもので、プラスチックの微細な破片が脳の保護バリアである血液脳関門を通過し、健康や認知機能に影響を及ぼすことを確認しています。

ニューメキシコ大学(UNM)の研究者は、2016年と2024年の解剖サンプルを検査しました。わずか8年間で、脳内のマイクロプラスチック片の量が約50%増加していることが分かりました。2024年の脳サンプルには、プラスチックスプーン1本分の重量に相当するマイクロプラスチックが含まれていました。

▶ 続きを読む
関連記事
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
環境中のマイクロプラスチックは体内に入り込み、一部は脳に蓄積する可能性があります。睡眠、運動、腸と肝腎のケアが、脳の老廃物排出を助ける鍵になります。
ピーナッツや竹箸にも潜む“見えない毒”。高温でも壊れないアフラトキシンは肝臓がんの原因に。専門医が教える3つの予防ステップとは?
「水はたくさん飲むほど良い」と思っていませんか? 実は飲みすぎは体を冷やし、むくみや不調の原因にも。中医師が教える正しい水の摂り方とは?
電子レンジは放射線よりも「誤った使い方」に潜むリスクが大きいのをご存じですか?容器や食品を間違えると、やけどや有害物質摂取の危険があります。