石破首相とパラオ大統領が会談 関係強化と地域協力を確認
石破茂内閣総理大臣は2月12日午後、訪日中のスランゲル・S・ウィップス・ジュニア・パラオ共和国大統領と約60分間の首脳会談を行った。会談では、二国間関係の強化や地域協力について幅広く意見を交換した。
石破首相は冒頭、ウィップス大統領の2期目就任早々の訪日を歓迎し、パラオを地理的・歴史的・戦略的に重要なパートナーと位置づけた。両国の長年にわたる交流により築かれた強固な「キズナ」を強調し、昨年のパラオ外交関係樹立30周年の日を経て、「トクベツ」な関係のさらなる強化に取り組む意向を示した。かつて日本の統治下にあったパラオでは日本語由来の「トクベツ」という言葉が使われている。
また、石破首相は東京電力福島第一原子力発電所のALPS処理水海洋放出に関し、パラオ政府の変わらぬ支持に謝意を表明した。これに対しウィップス大統領は、日本とパラオの関係の「トクベツ」さを強調し、石破首相との間で強固な信頼関係に基づき二国間関係を飛躍させたい意向を示した。
関連記事
日本維新の会の石平参院議員は4日、自民党の麻生太郎副総裁が「(高市首相は)中国からいろいろ言われているが、言われるぐらいでちょうどいい」と発言したことについて、「むしろ、中国から文句の一つも言われない日本の指導者の方が要注意であろう」と同意した
木原稔官房長官は1日の記者会見で、中国共産党官製メディアが沖縄の日本への帰属を疑問視する内容の報道を報道していることについて、「コメントする必要ない」と一蹴。「なぜなら沖縄は我が国領土であることに何ら疑いないからだ」と強調した
高市総理はFIIアジアサミットで、経済安保を柱とする「危機管理投資」による成長戦略を力説。積極財政への懸念に答えつつ、「進撃の巨人」のセリフを引用し、日本への投資を強く促した
高市首相の国会答弁に対し、中国側が総領事投稿や国連書簡で反発。日本は抗議と対話継続を表明し、相互大使召喚、経済措置、海警活動が発生。米国が日本支援を表明する中、日中関係が悪化している経緯をまとめた
駐日中国大使館がIAEA理事会での中国側発言を引用して日本の非核三原則を批判したことを受け、外務省がXで反論した