カナダ安全情報局(CSIS)の最新の調査報告によれば、中国共産党がカナダの民主主義への干渉を深め、政治的な影響力を拡大している。(AFP)

カナダ報告書 中共による選挙干渉の疑いや世論操作など実態が明らかに

1月28日に発表されたカナダの外国干渉に関する最終報告書では、一部のカナダ議員が外国勢力の影響を受けている可能性があるものの、議会内に「裏切り者」がいるという証拠は確認されなかったと結論付けられた。

調査委員長のマリー=ジョゼ・ホーグ(Marie-Josée Hogue)氏は、報告書の中で、中国共産党(中共)の統一戦線工作部がカナダの一部の華人コミュニティ団体に影響を及ぼしていることが明らかになったと指摘。さらに、カナダの選挙への干渉や、偽情報を用いた世論操作の可能性についても詳細な調査が行われた。

報告書では、中共がカナダの民主主義に干渉する最も積極的な勢力であり、カナダを最重要ターゲットと見なしていると指摘している。その背景には、カナダに大規模な華人コミュニティが存在すること、そしてカナダが複数の国際防衛同盟の重要メンバーであることが挙げられる。

▶ 続きを読む
関連記事
米国務省は、西半球で米国の利益を損なう活動に関与した外国人へのビザ制限を拡大。新たに26人が対象となり、対中影響力への警戒を強める。今後も追加措置の可能性を示した
カナダのフォーシーズンズ・センターで予定されていた神韻芸術団の6公演が、虚偽の爆破予告によって中止された。爆破予告メールの送信者は4月3日、さらに中国語のメール2通を送り、自らが中国本土にいることを示唆する内容を記していた
トロントでの神韻公演が虚偽の爆破予告により中止された。神韻側は、これが西側社会の芸術の自由を試す北京の妨害工作であると非難。背後にある中国共産党の「国境を越えた弾圧」に対し、自由社会の決意が問われている
中東情勢は緊張緩和の兆しを見せており、トランプ米大統領は先日、イランのエネルギー施設への攻撃を10日間延期すると発表しました。では、現在イランで実際に権力を握っているのは誰なのでしょうか?将来的にどの勢力が権力を握る可能性があるのでしょうか?
フィデル・カストロの実娘でありながら、体制批判を続けるアリーナ・フェルナンデスの独占インタビュー。特権階級に生まれながら亡命を選んだ彼女の目を通し、独裁の残酷な現実とキューバが直面する悲劇の歴史を紐解く