インドネシアのバリ島で開かれている 主要20カ国会議(G20)に出席するカナダのトルドー首相(Photo by Leon Neal/Getty Images)

カナダのトルドー首相が辞任 後任選びに注目集まる

1月6日、カナダのトルドー首相は、自由党党首の辞任を表明した。ただし、新党首が選出されるまでは首相職を続ける意向である。同時に、自由党の党首選出まで議会の休会を延長することを決定した。この発表を受け、次期党首が誰になるのかに注目が集まっている。

トルドー氏は同日、官邸であるリドー・コテージ前で記者会見を行い、この決定を正式に発表した。会見で、党内に「修復困難な内紛」があると指摘し、自由党が次期党首を選出した時点で、党首および首相の職を辞する意向を明らかにした。

この発表を受け、金融市場は敏感に反応した。6日午後4時30分以降、カナダドルは米ドルに対して0.82%上昇し、1カナダドル=0.6978米ドルとなった。また、カナダ国債の利回りもわずかに上昇した。マッコーリー・グループは報告書で、トルドー氏の辞任がカナダドルの見通しを支える可能性があると述べた。現在、カナダドルは米ドルに対して過去9年間で最低水準となっている。

▶ 続きを読む
関連記事
カナダが中国製EVへの関税を引き下げ、輸入拡大が見込まれるなか、専門家が車載データの流出、遠隔操作、電力網へのサイバー攻撃、国内自動車産業への影響など安全保障・経済両面のリスクを指摘
ブラジル大統領選の第1回投票で、フラビオ・ボルソナロ氏が47.2%を得票し、現職ルーラ大統領を上回った。世論調査の予測を覆す結果となり、両氏は10月25日の決選投票で対決する
ブラジル大統領選で、ルラ大統領とボルソナロ上院議員が激突。焦点は国内の経済政策だけではない。米中、どちらとの関係をどう築くのか。レアアースなど重要鉱物も絡み、南米の地域大国の選択が世界に影響を与える
ベネズエラ各地で数百人がデモ。ノーベル平和賞受賞者のマチャド氏の帰国と大統領選実施を要求した。同氏は今年7回帰国を試みたが、実現していない
ルビオ米国務長官は9月10日、南米3カ国歴訪の最終地ペルーでフジモリ大統領と会談した。麻薬対策や移民、貿易に加え、中共による南米での影響力拡大への対抗姿勢を示した