信頼できないメディアの終焉と市民ジャーナリズムの台頭
新年は目を開けて 真実を見極めよう
過去5年間で、我々の文化を公平に観察して見ると、最大の変化は、大手メディアへの信頼が失われたことだ。ただ単に「報道が間違っている」という問題ではない。私たちは、自分たちが意図的に操作されていることに気づいたのだ。報道は特定の利益に沿うように作られた物語に基づき、大衆の意識を形作るために利用されている。この手法はかつてよりも露骨になっており、多くの人々がそれに気づき始めた。
ノーム・チョムスキー氏とエドワード・S・ハーマン氏による著書『マニュファクチャリング・コンセント―マスコミが民主主義を操る』(Manufacturing Consent)が出版されたのは37年前のことだ。私はその本を読み、内容を評価した。その主張に対して特に反論する点も見つからなかった。しかし、なぜかその考えは私の日常的な思考には深く浸透しなかった。この本の内容は「少し大げさなのでは」と感じ、現実の生活に根付いたものではないように思えた。そのため、私はそれまで通り主流メディアの報道を信頼し、読み続けていた。
1988年に出版された『Manufacturing Consent』は「大衆メディアと政治の関係」を論じた重要な書籍。著者らは、アメリカにおいて大衆メディアが、非常に強力なイデオロギー装置として機能していると指摘している。
関連記事
1989年に起きたことは、北京だけで終わったわけではない。そして、それは中国国内だけに限定されるものでもない
中国による突然の「対日批判」。現代の中国で起きている政治家たちの権力争いや失脚の裏側を、毛沢東時代の「文化大革命」の歴史と重ね合わせながら浮き彫りにする
米議会で提出された、チベットでのジェノサイド認定を求める超党派法案と、トランプ氏によるジミー・ライ救出への意欲を報じる。中国の弾圧に対し、米国が人権と経済の両面からどう対峙すべきかを問う解説記事
解説 定期的に、大衆は新たな微生物の脅威に直面する。そのパターンは常に一定だ。悲劇的な死や集団感染が発生すると […]
ヴィクター・デイヴィス・ハンソン氏がイラン情勢の終焉を鋭く分析。米国の軍事的優位と経済封鎖に対し、窮地のイランが取る生存戦略とは。中間選挙を控えたトランプ政権の思惑と、激化する膠着状態の結末を予測する