新技術で脳の謎に迫る!驚きの観察方法とは
10年前、小さく目立たない脳サンプルがハーバード大学のジェフ・リクトマン博士(Dr. Jeff Lichtman)の研究室に届きました。米粒よりも小さい1立方ミリの組織には、5万7千個の細胞と1億5千万のシナプスが含まれており、それぞれが脳の複雑な通信ネットワークの重要な一部となっています。
Googleの科学者たちとの10年にわたる共同作業を経て、1400テラバイトという膨大なデータセットが、これまでで最も詳細なヒトの脳の地図となりました。
「テラバイトは、ほとんどの人にとって巨大な数字ですが、ヒトの脳のほんのわずかな部分、つまりごくごくわずかな部分でも、数千テラバイトに相当します」と、リクトマン氏は米国立衛生研究所の報告書で述べています。
関連記事
更年期に減少する女性ホルモンは、脳の働きにも関係しています。なぜ女性にアルツハイマー病が多いのか。研究で見えてきた脳の変化と、ホルモン療法の可能性を紹介します。
食べる量が同じでも、「いつ食べるか」で脳の働きが変わるかもしれません。47人の女性を追跡した研究で、早い時間帯に食事を済ませるグループだけに認知機能の改善が見られました
よくあるラクナ梗塞は、血管の詰まりだけでは説明できない可能性があります。血管壁の異常に注目した研究を紹介します
非利き手で歯磨きや文字書きをすると、脳はいつもより働きます。集中力と神経可塑性を高める小さな習慣を紹介します
子どもの毎日の食事が、成長だけでなく脳の発達にも関わっているとしたら?チキンナゲットや甘いシリアルなどの超加工食品と、幼児の脳構造との意外な関連が研究で明らかに。親ができる食生活の見直し方も紹介します。