徹底した現場主義 類まれな先見の明で3兆円企業に スズキの鈴木修氏が死去
自動車メーカー、スズキの鈴木修(すずき・おさむ)相談役が25日午後3時、悪性リンパ腫のため94歳で死去した。葬儀は近親者のみで行い、後日、お別れの会を開く。
鈴木修氏は、中央大卒業後、銀行員を経て、1958年に鈴木自動車工業(現スズキ)に入社。78年に社長に就任してからは、現場主義を貫き、コスト意識を社内に浸透させ「アルト」を大ヒットさせた。その後1993年、従来の軽自動車より背の高い「ワゴンR」を発売。軽自動車の狭いという固定概念を破壊し打ち破り、他社も巻き込んだ軽トールワゴンブームを牽引した。
同氏は2012年11月にはアメリカでの新車販売から撤退、2018年9月には中国市場から撤退することを発表し、一方で1980年代からまだ発展途上だったインド市場に注目し、2023年度には、スズキのインドにおける総販売台数が初めて200万台を超え、213万5323台に達するまで成長させた。社長就任当時、約3千億円だった売上高は3兆円を超えるまでに成長した。
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