岩屋毅外務大臣(外務省)

岩屋外相訪中 中国軍活動に「深刻な懸念」を表明

中国を訪問した岩屋毅外相は25日、中国(中国共産党)軍の活動が活発化していることに対し、「深刻な懸念」を改めて表明した。岩屋氏は、中共の王毅外相に対し、沖縄県・与那国島南方の排他的経済水域(EEZ)内で中共が設置したとみられる海上ブイが新たに確認されたことを伝え、即時撤去を求めた。また、台湾の最近の軍事情勢を含む動向について、日本が注視していることを強調した。

中共政権は台湾を自国領土の一部と主張し、武力行使による支配の可能性を排除していない。しかし、中国は歴史上一度も台湾を統治したことがない。台湾政府によれば、今月初めに中共軍が台湾海峡付近で数年来最大規模の海上軍事演習を実施。この演習は日本南部の島嶼付近から南シナ海に至る広範囲に及んだという。

岩屋氏は尖閣諸島周辺を含む東シナ海の情勢や、中共軍の活動の活発化、一方的な資源開発についても深刻な懸念を伝えた。これに加え、台湾海峡の緊張が日本の安全保障に与える影響についても王毅外相に対し問題提起を行った。

▶ 続きを読む
関連記事
南シナ海仲裁判断10年に合わせた14か国声明に中国が反発。日本は法の支配を重視しつつも、対話継続の必要性を強調。抗議の応酬が続く中、緊張管理と戦略的関係維持が焦点となっている
7日午後、NATO首脳会議において、日米韓の3か国の外相は、中共海軍が6日に原子力潜水艦から弾道ミサイルを発射した事態について懸念を共有。日米韓による「戦略的連携」を示し続けることの重要性を改めて確認した。
高市早苗首相とインドのモディ首相は、エネルギー、技術、防衛分野での協力を強化することで一致したと表明した。アジアの二大国は、中国への経済的依存を減らし、より強靭なサプライチェーンを構築しようとしている
7月2日、インドの首都デリーで、日本の高市早苗首相とインドのナレンドラ・モディ首相による日印首脳会談が行われた […]
高市総理はインドを訪問し、経済安保や投資連携の強化を協議する。モディ首相との会談や経済フォーラムを通じ、戦略的利益を共有。中国の威圧を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指す