厳重警備体制の中国の小学校校門前の様子。画像左は中国広東省珠海市にある小学校(「楊匏安記念学校」)の校門前。画像右は中国のとある小学校の校門前に設置された危険なトゲトゲ付き隔離用フェンス。(中国のネットより)
通学時間帯の中国の小中学校の校門前はもはや「危険地帯」

【動画あり】「またも」小学生の群れに暴走車突っ込む=中国

近頃、中国各地で通学中の学生を狙った社会報復事件が絶えない。

19日にも湖南省の小学校前で下校中の児童の群れに暴走車が突っ込む事件が発生した。事件現場を撮影した動画が華人圏で拡散されているが、中国のネット上では検閲が敷かれているためか、関連情報は一切ヒットしない。

動画投稿者によると、19日午後4時頃(現地時間)、河南省平頂山市にある宝豊県第四小学校の校門前で、下校時刻に児童の群れに暴走車が突っ込んだ。轢かれた女子児童の1人は血まみれになって動かなくなり、死亡した。ほかにも、複数の児童が負傷した。怒り狂った保護者は暴走した運転手に殴る蹴るの暴行を加えた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
湖南省の湘雅二病院で新生児が2度の開胸手術後に死亡した。遺族は医療ミスを疑い、病院側は死亡原因も監視映像も示していないという。ECMOや呼吸器の取り外しも同意なしとされ、危篤時も父親は面会できなかった
11月27日、昆明市洛羊鎮の鉄道駅構内で、試験列車が施工作業員と衝突する事故が発生した。公式発表によれば、この事故で11人が死亡し、2人が負傷した
日本人学校を標的とした暴力的なメッセージは、最近の攻撃と国家主義的な言説の高まりを受けて、日本政府が国民に警戒を呼びかけている