ロシア・北朝鮮同盟の裏側
北朝鮮の発射禁止ミサイルの試射とウクライナへの派兵は、北京への不要な注目を集め、二次的な制裁を招く危険性がある。中国共産党(CCP)と習近平は、中国経済が苦境にあるため、このような事態は避けたいと考えているだろう。
先日、ロシア西部のカザンで開催されたBRICS首脳会議では、中国、ロシア、北朝鮮、イランの反欧米同盟内での緊張が高まっていることが浮き彫りになった。習近平は、イベント中に予定された写真撮影の前にロシアのプーチン大統領を一人で待たせ、ロシアと中国の国旗の前に立たせた。
この事件は、プーチン氏がサミットを主催することで、西側の制裁に対する回復力を示そうとしたために起こった。習近平の行動は、二国間関係における中国の優位な立場を強調しているように見えた。この上下関係の誇示は、北朝鮮に対する中国共産党(中共)の影響力を弱めかねない平壌とモスクワの関係強化に対する北京の懸念と関連しているのかもしれない。
関連記事
米国と欧州連合(EU)が中国に関税を課すなか、中国共産党政権は新たな輸出市場を模索することになる
米国はイラン戦争でミサイル備蓄の約3分の1を消耗。補充に数年を要し、日本・台湾の対中抑止に影響する可能性が指摘される
ロシア軍は戦車約1万2千両を失い、T-90Mも撃破されるなど装甲戦力が深刻に消耗。ドローンと対戦車兵器の普及により戦術は大きく変化し、戦車の役割そのものが再考を迫られている
中国による海外オンライン証券への規制強化は、香港市場の流動性を奪い、投資家の資本逃避をさらに加速させる恐れがある。インサイダーリスクや、暗号資産・大手銀行への資産避難など、広がるチャイナリスクを解説
経済・軍事・資源・技術の各分野で米国が優位に立ち、中国共産党は依然として対抗困難とする論考。人口規模や成長神話の裏にある構造的弱点を指摘する