児童のSNS禁止は逆効果になる可能性
年内にも、少なくとも1つの国がソーシャルメディアをほぼ大人専用にする計画を進めている。
詳細はまだ確定していないものの、Instagramのようなプラットフォームにアカウントを持つことが合法になるのは16歳以上からになる見通しだ。これに関して、オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は、「ソーシャルメディアが社会に害を及ぼし、子供たちを本当の友達や実体験から遠ざけている」と述べた。また、「親たちは子共をスマホから解放して、フットボールのグラウンドに送り出したいと思っている。それは私も同じだ」と付け加えている。
同氏は 「もはや我慢の限界だ。この措置を取る理由はそこにある」と明言した。
まあ、それは明らかだよね? そして、この動きは国民のかなりの支持を得ているようだ。今年8月の調査では、オーストラリア人は16歳以上にソーシャルメディア利用を制限することを支持していると示された。特に、子供のインターネット利用、とりわけティーンエイジャーの管理に頭を悩ませている世界中の親たちにとって、この制限は歓迎されるものだろう。これは新しい問題であり、多くの若い親世代には自分たちの育児経験にないものだ。
一方で、カナダが同様の措置を検討しているという明確な兆候はまだ多くない。FacebookやYouTubeがすでに13歳未満の利用を制限していることが、その理由かもしれない。しかし、政治家は票を得るために行動するものだ。したがって、近い将来、カナダでもアルバニージー首相の施策に似た案を議会の一部が提案する可能性があるだろう。結局のところ、「子供を守る」というスローガンは広く支持を集めるテーマだからだ。
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