2024年8月23日、アメリカの無所属大統領候補ロバート・ケネディ・ジュニアはグレンデールのデザート・ダイアモンド・アリーナでのトランプの選挙集会で演説を行った。(Rebecca Noble/Getty Images)
ケネディが目ざす人の健康

トランプ次期大統領 ケネディ・ジュニア氏を厚生長官に指名 ― 政策と期待の変革

アメリカのトランプ次期大統領は11月14日に、ロバート・ケネディ・ジュニア氏を厚生長官に指名することを発表した。 

「ロバート・ケネディ・ジュニアをアメリカ厚生省(HHS)長官に指名することを喜んでお知らせします」とトランプ氏は自身のソーシャルメディア「Truth Social」に投稿した。 

「すべてのアメリカ人の安全と健康を確保することは、どの政府にとっても最も重要な責務です。厚生省は、有害な化学物質、汚染物質、農薬、医薬品、食品添加物からすべての人々を守る上で重要な役割を果たします。これらの物質はアメリカにおける深刻な健康危機を引き起こしています」と声明は述べている。

▶ 続きを読む
関連記事
アメリカのドナルド・トランプ次期大統領がメディア関係者ピーター・ヘグセス氏を新国防長官に指名。専門家無視の非伝統的選択に、国防総省とメディア界から困惑と衝撃。ヘグセス氏は軍隊の「woke」政策撤廃と、国防総省の改革を提案しています。
共和党が議会上院に続いて、下院でも多数派となることが確実になった。大統領と上下両院を共和党が掌握する「トリプルレッド」体制が確立される見通しだ。
2024年の米大統領選でトランプ氏が再び勝利し、共和党は上院の支配権を奪還。ラテン系有権者への支持も拡大し、各激戦州での得票率も向上。下院の支配権はまだ確定していないが、共和党は今後の立法課題実現に向けて優位に立つと見られている。
次期大統領に選出されたトランプ氏は、米国の外交政策に大きな変革をもたらすと期待される。新政権は、インド太平洋地域での中国共産党への対抗を強化し、ヨーロッパや中東の同盟国との協力を再構築する方針であり、イスラエル支援を明確にし、国際問題への積極的な関与を目指すとされている。