2024年9月30日、北京で共産党政権75周年を祝うレセプションを前に、人民大会堂の外に警備にあたる治安当局者ら(Adek Berry/AFP via Getty Images)

毛沢東と重なる習近平の権力路線 「林彪事件」の再来か?

中国は習近平の下で左傾化している。過去10年間の中国社会の方向性は、1966年から1976年にかけて中国全土を席巻した暴力的な社会政治運動である文化大革命以前と最中の中国の歩みと重なっている。

習近平は、中国共産党(中共)の創設者であり、文化大革命の主導者だった毛沢東2世、あるいは毛沢東を超える人物になることを目指している。

これまでのところ、習近平は毛沢東の権力の軌跡をなぞるように、中国共産党の権力を1人に集中させ、意見の異なる党の幹部を排除するという2つの大きな節目を実現してきた。そして次に起こる可能性があるのが、「林彪事件」のような事態だ。

▶ 続きを読む
関連記事
軍副主席・張又侠の拘束説が流れる中、習近平の姉・斉橋橋ら家族にも「外出禁止令」が出たとの衝撃情報が浮上
中共は輸入関税の全面免除を通じて対アフリカ経済関係の拡大を打ち出しているが、専門家からは、経済支援の側面だけでなく外交・政治戦略としての狙いを指摘する声も上がっている
中国共産党は、同党の政権奪取前の中国社会を「万悪の旧社会」と形容し、同党が統治する現在の社会を美化しようとしているが、歴史的資料や証言からその定型句の虚偽性が見えてくる。中には、元国家主席・劉少奇の息子の衝撃的な証言もある
中国共産党が解体した場合、中国はどのような国家になるのか。米国在住の著名な人権活動家が、中国の将来を民主化、自由化、官僚特権廃止、私有財産保護、歴史公開などの観点から予測している
中央軍委副主席張又侠と軍委委員劉振立拘束を契機に、北京・上海など主要軍区で幹部交代が相次ぎ、習近平の不安が浮上。党内抗争激化で馬年の政治情勢は前例なき混戦状態にある