TikTokで流行している「失神チャレンジ」(Blackout Challenge)が原因で、10歳の少女が死亡した。この事件を受けて、当該ソーシャルメディアプラットフォームおよびその親会社であるByteDance(字節跳動)が訴えられることとなった。(Dan Kitwood/Getty Images)

「失神チャレンジ」による少女の死亡、アメリカの裁判所がTikTokへの訴訟手続きを指示

アメリカの控訴裁判所は、TikTokに関連する訴訟の再審理を決定した。訴訟を提起したのは、「失神チャレンジ」に挑戦して死亡した10歳の少女の母親である。このチャレンジは、参加者が自らの首を絞め、意識を失うまでその行為を続けるという危険な内容である。

ロイター通信によれば、通常、連邦法はインターネット企業をユーザーの投稿に起因する訴訟から保護している。しかし、8月27日、フィラデルフィアの第三巡回控訴裁判所は、この保護がニラ・アンダーソン(Nylah Anderson)さんの母親がTikTokに対して提起した訴訟を阻むものではないと判断した。この訴訟は、TikTokのアルゴリズムが彼女の娘に「失神チャレンジ」を推奨したことに基づくものである。

連邦控訴裁判官パティ・シュワルツ(Patty Shwartz)氏は、裁判官3人によるパネルの意見を代表して、1996年の通信規範法第230条は、第三者が提供する情報に関する責任を免除しているが、TikTokが独自に開発したアルゴリズムによって生成されたコンテンツは、この免責の対象外であると述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
米司法省(DOJ)は8月21日、米麻薬取締局(DEA)は2025年、フェンタニルが混入した偽造錠剤4700万錠以上と、フェンタニル粉末約4.5トンを押収したと発表。押収量は、フェンタニルの致死量3億6900万回分に相当する
DEIの光と影に迫る衝撃の論考。称賛の裏で個人の尊厳を踏みにじる制度の残酷さと、その恩恵の陰に隠された当事者の深い苦悩を浮き彫りにする
AIの進化により巧妙化するサイバー犯罪の脅威。CAPTCHA詐欺やロマンス詐欺など、今警戒すべき最新の詐欺手口20選を解説します
新たに公開された電子メールによって、米食品医薬品局(FDA)の高官は、国立衛生研究所(NIH)の関係者に対し、新型コロナウイルスワクチン接種後に一部の人々に生じた健康問題を研究すべきだと伝えていたことがわかった
米マサチューセッツ州で、中国人の男が別の中国人になりすまし、2024年米大統領選で有権者登録と投票を行ったとして起訴された。被害者夫妻名義の永住権放棄書類を偽造した疑いも持たれている