2024年8月21日、タイ・バンコクにて、同国の疾病管理部門の責任者であるトンチャイ・キーラティハッタヤコーン氏がプレスカンファレンスを開催し、新型サル痘の疑いがある初のケースが発見されたことを発表した。このケースは、従来のものよりも危険性が高いとされている。(LILLIAN SUWANRUMPHA/AFP via Getty Images)

新型サル痘 タイとフィリピンで報告が相次ぐ

世界保健機関(WHO)がサル痘に対する国際的な公衆衛生上の緊急事態を宣言してから1週間、タイとフィリピンで新たな症例が確認され、アジア各国が感染拡大の防止策を強化している。

タイとフィリピンで新型サル痘の症例が相次いで報告され、アジア各国が警戒を強めている。WHOによれば、新たに確認された「変異株1b」は特に感染力が強く、既存の対策を再検討する必要がある。

タイの疾病管理部門は、66歳のヨーロッパ人男性が新型サル痘に感染した疑いがあると報告している。この男性はアフリカからの旅行者であり、タイへ入国後に症状が現れた。現在、患者と同乗していた43人の追跡調査が行われており、感染が拡大する可能性に備えて警戒が強まっている。

▶ 続きを読む
関連記事
東南アジアの拠点を舞台に巨額の暗号資産をだまし取る国際詐欺組織に対し、FBIが本格的な反撃を進めている。人身売買や暴力で維持される「詐欺工場」の実態と、巨額資金の押収や摘発に挑む米当局の最新動向を伝える
中共当局が100人を超えるフィリピン国民を不法就労や滞在期限超過などを理由に取り締まった。フィリピンのテオドロ国防相は「露骨な恐喝」と強く非難。背景には5月の中国人労働者摘発と中共による制裁がある
中共が南シナ海のスカボロー礁で自然保護区の新たな管理規定を施行した。米国は地域の安定を損なうとして非難。フィリピンとの海上衝突も相次ぐなか、南シナ海をめぐる緊張が高まっている
タイでの交通事故から地下武器庫が発見された。中国人男性には禁錮46年の判決が下された。押収された軍事装備には、M16およびM4突撃銃などの銃や、大量の弾薬と弾倉、C4高性能爆薬なども発見された
フィリピンとウクライナがドローン協力協定の策定に向けて調整を開始した。南シナ海での監視や抑止力強化が期待される一方、専門家は技術移転の限界や地域情勢への適合性を慎重に検討すべきだと指摘