聖アルジュベタ教会(shutterstock)

伝統色の奥妙(六)青色

 環境汚染がなければ、人が屋外で目にする最も大きな色は青です。なぜなら、広い空の基本色が青だからです。

 空の色は、単一で不変の青ではありません。時間帯によって異なります。昼にはスカイブルー、夜には紺色。そして季節や天候の変化に応じて、時には瑠璃色、時には翠色になります…。

 多くの民族の伝統文化の中には「天地対応」と似た言葉がありますが、空の青は地上の青い宝石と対応しています。その宝石は、紺色、スカイブルー、瑠璃色、翠色など多くの青を現わします。「青金石」とも称されますが、西洋では「ラピス・ラズリ」と呼ばれています。

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