piggy bank with coin on old table(shutterstock)

実質貯蓄の崩壊が大恐慌を引き起こした

有名な経済学者であるミルトン・フリードマン氏は、1930年代の大恐慌を引き起こしたのは連邦準備制度(FRB)の政策だと非難している。フリードマン氏によれば、FRBは銀行システムに十分な準備金を注入せず、マネーストックの崩壊を防ぐことができなかった。このため、フリードマン氏はM1(現金通貨+預金通貨)は1930年3月に263億4千万ドルだったが、1933年4月には190億ドルにまで減少し、27.9%の減少を記録したと主張している。

フリードマン氏によれば、マネーストックの崩壊の結果として、経済成長も同様に低迷した。1932年7月までに工業生産は前年比で31%以上減少し(図を参照)、また消費者物価指数(CPI)も前年比で急落した。1932年10月までにCPIは10.7%減少していた。

しかし、FRBがマネーストックを引き上げられなかったことが経済成長の崩壊を引き起こした可能性があるだろうか? もしそうだとすれば、貨幣は経済成長の担い手とみなされるべきである。経済成長には貨幣の拡張が必要であるという考えは、貨幣が何らかの形で経済活動を支えているという印象を与える。

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