写真は2017年6月3日、ロシアでプーチン大統領と会談するインドのナレンドラ・モディ首相。 (Sergey Guneev Host Photo Agency Ria Novosti via Getty Images)
ロシアの味方なのか

インド首相モディ、来週モスクワ訪問 プーチンと会談へ

インドメディアによると、ナレンドラ・モディ首相は数日内にロシアを訪問する予定である。これはインドが西側諸国と接近しすぎてロシアと疎遠になり、中国と間を開けてしまうのではないかという懸念を払拭する助けとなるだろう。

ロイター通信は7月3日(水)に報じた。インドとロシアの双方は訪問を確認しているが、訪問の日程はまだ確定していない。インドメディアによれば、モディ首相は来週ワシントンで開催されるNATO首脳会議の前後にモスクワを訪問する予定であり、ウクライナ問題がこの首脳会議の主要議題の一つとなる見込みである。

西側諸国がプーチンを孤立させようとする一方で、中国、インド、中東、アフリカ、ラテンアメリカの大国はロシアとの関係を強化し続けている。公式データによると、これらの国や地域とのロシアとの貿易額は増加している。

▶ 続きを読む
関連記事
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
物議を醸している英ロンドンにある中共の「メガ大使館」計画が、3度目の延期となった。イギリス政府は12月2日、この計画の審査期限を来年1月20日まで延長すると発表し、国家安全保障上の懸念が一段と高まっていることを理由に挙げた
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。
米下院が社会主義体制の弊害を非難する中、中国共産党からの離脱「三退」は4億5500万人を突破。宗教弾圧や権力集中への国際的懸念が強まる一方、中国社会では静かな体制離れが広がっている
中国共産党が世界的な規模で拡張を続ける野心と、それに伴う国際安全保障上の脅威が懸念される中、多くの国々が戦略の見直しを加速させている