2023年12月13日、英国バーミンガムで撮影されたインゴット (Photo by Christopher Furlong/Getty Images)

米金融市場の崩壊 高まる金の価値

投資家にとって、金融市場の崩壊という現環境における最悪の選択は、国債への投資と現金の貯蓄だ。

資金供給が再び増加するに伴って、持続的なインフレーションも生じている。通貨の流通量が民間部門の需要を大幅に超えるときにインフレは発生する。投資家にとって、金融市場の崩壊という現環境における最悪の選択は、国債への投資と現金の貯蓄だ。購買力の低下は偶然ではなく、政府が意図的に行っている。

読者に、なぜ政府は自らが発行する通貨の購買力を下げようとするのか、とよく尋ねられる。答えは非常に単純だ。

▶ 続きを読む
関連記事
米国とオーストラリアが共同開発する極超音速巡航ミサイルHACMが初の試験投下を実施。スクラムジェットの仕組みや開発遅延、コスト、中共のA2/AD戦略への対抗手段としての役割を解説する
一人の人間は、どこまで豊かになってよいのか。マスク氏の巨万の富をめぐる議論は、資産の額だけでは答えられない。肝要なのは、その富がどのように生み出されたかという視点だ
ラテンアメリカで進む右傾化。ブラジルをはじめ各国で右派が勢いを増し、左派政権への逆風が広がっている。中南米の政治地図を塗り替えつつある潮流の背景とは
中国による米国債売却は「ドル離れ」を意味しない。真の狙いはドル資産の多様化や対米交渉における揺さぶりの誇示に過ぎず、海外経由の保有や国際的なドル支配の実態を見れば、人民元の台頭論は虚構であると暴く
便利さに流されがちな現代で、私たちはお金を通して何を生かし続けたいのか。人里離れた牧場でレストランを営む著者が、中央集権的な仕組みに対抗し、個人の消費選択が地域や未来を形づくる意義を問いかける論評