「がんばらない介護」とは、怠けることでも被介護者を見放すことでもなく、むしろ、希望を捨てないことだ。自分の精神や体力を過労にしないことで、心身ともに安定し、被介護者も安定し、介護の質も向上する(8x10 / PIXTA)

経験から学ぶ、「頑張れ」ではなく、支える介護のあり方

別府昭子さんは義父と実父母の介護を経験し、3人の年長者の介護を30年間続けてきました。 彼女の経験は日本では珍しいものではありません。彼女が博士号取得のための勉強に復帰したのは、介護者としての役割を終えてからでした。 特別なのは、同じ境遇にある女性たちを思いやり、「がんばらない介護生活を考える会」を設立したことです。

30年の介護生活を振り返ると、最も困難だったのは、一時期、ろうそくの両端を燃やすように過ごしたことです。その時、子供はまだ小さく、周囲から良い嫁と見られたいと思い、子供と自分自身を犠牲にしました。その罪悪感と後悔は今でも心に残っています。

「がんばらない介護」とは、怠けることでも被介護者を見放すことでもありません。むしろ、希望を捨てないことです。自分の精神や体力を過労にしないことで、心身ともに安定し、被介護者も安定し、介護の質も向上します。

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