写真は令和6年度富士総合火力演習の視察を行う木原稔防衛相(防衛省)

北朝鮮ミサイル、日米韓が「緊密な情報共有」 木原防衛相が強調

木原稔防衛相は28日の会見で、北朝鮮が弾道ミサイル技術を使用して衛星打ち上げを試みたことについて、日米韓の3カ国が「緊密な情報共有」を行なったと発表した。ミサイルは発射後数分で黄海上空で消失し、宇宙空間への物体の投入は確認されなかった。日米韓は昨年末、北朝鮮が撃つ弾道ミサイルの探知情報の即時共有を始めたと発表している。

北朝鮮は27日の22時43分に北西部沿岸の東倉里地区から南方向に向けて弾道ミサイルを発射した。沖縄上空を通過する可能性があったため、Jアラートを用いて避難を呼びかけたが、後に解除された。

木原氏は、北朝鮮の行為は安全保障理事会決議に違反するものであり、「国際社会にとっての深刻な挑戦」であると非難した。会見では、弾道ミサイルを迎撃可能なミサイルシステム「PAC-3」を昨年5月から沖縄本島や宮古島、石垣島、与那国島に展開していると説明した。

▶ 続きを読む
関連記事
那覇空港で航空自衛隊F-15の緊急着陸と主脚損傷が3週間内に相次ぎ、民間便にも影響が広がった。南西地域の防空任務を支える那覇基地では、高いスクランブル負荷と機体整備・再発防止が課題となっている
小泉防衛相は原子力潜水艦について、「選択肢を排除せず検討する」と表明した。長時間の潜航や高速航行といった利点がある一方、静粛性、法制度、世論などの重い課題も残る
インドネシアの大規模な森林・泥炭地火災を受け、陸自CH-47を搭載した輸送艦「くにさき」が到着した。自衛隊が海外でヘリによる空中消火を行うのは初めてで、約330人が現地機関と連携して活動する
小泉進次郎防衛相は、退職自衛官と家族を支援する新組織の創設に意欲を示した。隊員数が22万人を下回るなか、再就職や給付、医療・家族支援を一元化し、人材確保と離職抑制を図る
航空自衛隊は9月9日から、F-2A戦闘機3機を初めてインドへ派遣し、印空軍との共同訓練「ヴィーア・ガーディアン26」を実施する。日印戦闘機の相互訪問が実現し、防衛協力は陸海空で深化する