安倍首相暗殺の揶揄を翻訳した「大翻訳運動」に弾圧の嵐…中国本土で40人拘束か
中国本土や香港の有志が行う翻訳プロジェクト「大翻訳運動」に関わった人々が相次ぎ当局に拘束されていることが、元関係者への取材で分かった。中国共産党がこの運動の影響力をおそれ、徹底的な取り締まりに乗り出したとみられる。
大翻訳運動とは、中国本土のインターネット上の過激な書き込みを日本語や英語など他言語に直接翻訳して、X(旧Twitter)などSNSで発信するキャンペーンだ。中国本土の子供たちへの反日教育や、一昨年の安倍晋三元首相暗殺事件を揶揄する残忍な書き込みも翻訳され、日本でも反響を呼んだ。
香港出身の元ボランティア、タムさん(Tam、仮名)が最近、大紀元の取材に応じた。タムさんによれば、2022年半ばには中国本土で少なくとも40人以上の関係者が拘束されたという。運動の「リーダー」のXアカウントも、それ以降音信不通の状態が続いている。
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