中国がプーチン氏にとって再選後初めて訪れた国となった。 MIKHAIL METZEL Small GettyImages-2152797107

プーチン訪中、中露それぞれの計略 

ロシアと中共(中国共産党)が国際社会から孤立している中、5月16日にロシアのプーチン大統領が北京に到着し、2日間の訪問を開始した。この訪問における両国首脳の会談の背後にある意図が、注目されている。

プーチン大統領は、5月16日の早朝に北京に到着し、その日のうちに中共党首習近平と会談を行った。これはロシアとウクライナの紛争が始まってから4回目の「プーチン・習近平会談」であり、中国がプーチン氏にとって再選後初めて訪れた国となった。中共のメディアは、習が会談でプーチン大統領の再選を祝福したことを伝えている。

台湾の国防安全研究院の助理研究員、鍾志東氏は、「プーチン氏が再選後の最初の外国訪問で、急いで中国に向かったのは、戦略的パートナーである中国との関係を維持し、ロシア・ウクライナ紛争における支援を確保し、国際的な孤立からの脱却を図る狙いがある」と分析している。

▶ 続きを読む
関連記事
2026年5月、広島市で32年ぶりとなる「第48回南極条約協議国会議(ATCM48)」が開催される。気候変動や活発化する南極観光活動への対応など、未来志向の南極条約体制強化に向けた議論が行われる
国連で進む沖縄の「先住民族」認定と植民地化工作に対し、日本沖縄政策研究フォーラムがジュネーブで真実を訴えた報告会の内容を詳報。特定勢力の狙いと、日本の主権を揺るがす脱植民地化特別委員会(C24)を通じた新たな危機に迫る
政府は4月21日午前の閣議と国家安全保障会議(NSC)で、防衛装備移転三原則と運用指針を改定。これまで厳しく制限してきた殺傷能力を有する装備品についても、一定の条件下で輸出を可能とする方向へと大きく舵を切る
4月21日に行われた高市首相とシェインバウム大統領の電話会談では、中東情勢を受けたエネルギー供給の協力や、豊富な鉱物資源をめぐる経済安全保障の新たな対話枠組みといった重要テーマが話し合われた
中国が東シナ海の日中中間線西側で新たな構造物の設置を開始したことが確認され、日本政府は強い抗議を表明した。東シナ海では排他的経済水域(EEZ)や大陸棚の境界が未画定のままで、中国が一方的な開発を進めていることについて、日本政府は「極めて遺憾」としている。