地獄の沙汰も金次第みたいな。それだけ人はタイトルに弱い
中国学術界の混沌:「院士」称号金銭取引
近頃、複数の報道機関によると、中国に存在する偽の学術機関が「院士」の選出を装い、詐欺行為を行っており、40万元(約860万円)の人民幣を支払えば「外国籍院士」の認定証を購入することができるとされている。
今年に入ってからの4か月間に、自称「ヨーロッパ自然科学院」という組織が、中国で30人を超える「院士」を生み出し、国内の大学関係者からも同様の報告が続いている。西安出身で1990年代生まれのある博士が選出された事例もあり、これに対して公衆の懸念が増している。
関係者の話によれば、この機関で「院士」に選ばれるには、通常40万(約860万円)から100万元(約2千2百万円)の人民元が手数料として必要だとされている。中には「18万元(約390万円)で合格が保証される」と宣伝する業者もおり、数か月のうちに「外国籍院士」の認定証を手に入れることができると言われている。国内の教授たちの間にも、このような招待状が出回っているとのことだ。
関連記事
中国で「異常な帰郷ラッシュ」。職を失った人々が都市から一斉に流れ出し、農村では不満と怒りがくすぶり始めている?
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
湖南省の湘雅二病院で新生児が2度の開胸手術後に死亡した。遺族は医療ミスを疑い、病院側は死亡原因も監視映像も示していないという。ECMOや呼吸器の取り外しも同意なしとされ、危篤時も父親は面会できなかった
11月27日、昆明市洛羊鎮の鉄道駅構内で、試験列車が施工作業員と衝突する事故が発生した。公式発表によれば、この事故で11人が死亡し、2人が負傷した