中国で保守国家秘密法改正案が5月1日から施行される(FREDERIC J. BROWN/AFP via Getty Images)

中国保密法施行 台湾当局、中国渡航に警戒を

中国で保守国家秘密法(国家秘密保護法)改正案が2月27日に可決され、5月1日から施行される。台湾で中国本土・香港及びマカオに関する業務を担当する大陸委員会(陸委会)は、中国渡航の必要性について慎重に考えるよう呼びかけている。

保守国家秘密法は「国家秘密」の定義と秘密を守るべき対象を大幅に拡大した。陸委会は、同法は内容が曖昧で不確実性が高く、中国の法治同法に違反するリスクが高まっていると指摘している。台湾国民に対して、中国への渡航の必要性を慎重に考えるよう警戒を促している。

陸委会のプレスリリースによると、中国共産党の全国人民代表大会常務委員会が2月27日にこの法律を改正したことを受け、台湾政府は3月にSNS上で、この改正によって中国での外国企業の運営や投資のリスクが高くなり、非営利団体や学術研究の交流にも影響を及ぼす可能性があると警告している。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾・衛生福利部食品薬物管理署は3日、最新の水際検査違反リストを公表した。知名度の高い飲食チェーン2社が、それぞれ委託業者を通じて中国から輸入した食品用容器包装に不備が見つかり、蛍光増白剤の検出や溶出試験不合格などが確認された。
台湾の頼清徳総統は2月3日、台湾は中国ではなく他の民主主義諸国との経済協力を優先すべきだと述べた。頼政権は人工 […]
トランプ政権は、西太平洋での軍事抑止力を重視し、第一列島線に沿った防衛体制の再構築を進めている。米高官は、第一列島線のいかなる地域に対する侵略も阻止できる軍の構築を目標としていると述べた
2025年に台湾人が中国大陸で連絡不能となったり、留め置きや取り調べを受け、身体の自由を制限された事案は累計221人に上り、2024年の4倍に増えたと台湾の大陸委員会が公表した
台湾の最大野党・国民党の幹部が北京を訪れ、国共のシンクタンク対話を行う。中華民国(台湾)大陸委員会の梁文傑副主任委員は29日の記者会見で、中国共産党が中華民国を消滅させるという目的は変わらないと注意を促した。