1994年12月、法廷に座るO.J.シンプソン氏 (POOL/AFP via Getty Images)

元米フットボール選手のO.J.シンプソン氏死去 殺人事件で無罪に

米史上最も注目された殺人事件で起訴された後に無罪となった米プロフットボールリーグ(NFL)の元スター選手O・J・シンプソン氏が10日、がんのため死去した。76歳だった。

シンプソン氏の家族は11日、X(旧ツイッター)で「4月10日、私たちの父、オレンタル・ジェームス・シンプソンは、がんとの闘いで息を引き取りました」と明らかにした。最期は「子供と孫に囲まれて過ごした」という。

1970年代を中心に、NFLを通じて数々の記録を残し、引退後はスポーツキャスターや俳優として活動していた。

こうした活躍の一方で、94年、元妻で2人の子供の母親であるニコール・ブラウン・シンプソン氏とその知人を殺害したとして起訴された。のちの殺人裁判で無罪評決が言い渡されたが、遺族が起こした民事裁判では殺害の責任が認定され、3350万ドルの賠償支払いが命じられた。

財産の一部は差し押さえられ、競売にかけられたが、賠償金のほとんどは支払われていない。

また、2007年にはラスベガスのホテルの一室からスポーツの記念品を奪ったとして、強盗などの罪で9年間服役し、17年に仮釈放されていた。

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