2024年2月28日、台湾の元総統である馬英九は、台北で開催された二二八事件77周年の追悼式に参加した(宋碧龍/大紀元)

統一戦線の罠にはまる馬英九 習近平の会談は延期に 

中華民国の元総統である馬英九氏は、中国大陸を訪問中である。4月8日に中国共産党党首・習近平との会談が予定されていたと報じられていたが、その会談は実現していない。

台湾メディアによると、「馬習会談」は4月10日に延期された。中華民国立法院の民進党は、馬氏の訪問を中国共産党の統一戦線戦略の一環だと批判している。

馬英九氏は4月1日に青年団と共に中国への訪問を開始した。報道によれば、8日に習近平との「二度目の会談」が予定されていたが、公開されたスケジュールは、馬英九一行が8日に盧溝橋戦争記念館と北京の故宮を訪れる予定になっており、「会談」は含まれていなかった。

2015年、馬英九氏と習近平はシンガポールで会談した経験があり、今回が「二度目の会談」とされている。

7日、「自由時報」は情報源から、「習馬会談」が10日に変更され、意図的に日米首脳会議と同日に設定されたと報じた。これに対し、馬英九元総統と共に中国訪問した馬英九基金会の蕭旭岑・執行長は、「推測に基づく話であり、コメントできない」と述べた。

8日、同紙は中華民国立法院民進党団の洪申翰・副幹事長の発言を伝えた。「習近平が『習馬会談』の日程を一方的に延期し、米中の駆け引きに使っている」と指摘されている。馬英九元総統はスケジュールについて発言できず、受け入れるしかない状況である。洪氏は、馬英九元総統が中華民国の元首としての象徴的意味を保持すべきだと訴えた。

洪氏は「習近平はあなたを統一戦線の道具として使いたがっている」と述べ、「馬英九元総統は慎重に考え、行動すべきである。困らせているのは民進党ではなく、共産党である」とアドバイスした。

民主進歩党の幹事長、呉思瑤氏は、「馬英九元総統の中国訪問は、中国共産党の統一戦線戦略の一例であり、訪問スケジュールや相手、場所に自主性がなく、中国共産党の計画に沿うしかなかった」と指摘した。

「習近平と馬英九の会談」が民主主義国家との対立を煽るために中国共産党に利用されていることに対し、呉氏は「その目的は明らかで、馬英九氏は中国共産党にとって最適な駒、小道具、そして最優秀助演男優だった」と述べた。

呉思瑤氏はさらに、「民進党から馬英九前総統への呼びかけは、台湾の主流の民意を伝える重要性を強調しており、この行動は中国共産党の敵意を和らげ、国の品格を守るものである」と強調した。

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