はじめに
食の多様性が求められる昨今、自治体の一部ではヴィーガンやベジタリアン用、もしくはイスラムの方に対応したハラール食の防災食が準備されるケースが増えてきたようです。
とはいえ、すべての自治体・避難所での対応へはまだ道半ばで、緊急時はまず命を繋ぐことが最優先とされるため、重度のアレルギー症状を持つというケースでない限り、炊き出しや公共提供の防災食で、それぞれの食の多様性に対応してくれる、というのはまだ現実的ではありません。
それゆえ、個人での食の備えがさらに大事になってきます。ただでさえ、不安になりやすい避難中・被災後の生活。普段から食べ慣れているものを用意し、リラックスできるようにしたいものです。
Ethicalize株式会社では、ヴィーガンのいまを調査し、未来につながる情報をお届けするメディア「VEGAN’S LIFE」を通して、ヴィーガン的ライフスタイルを送る読者様に『防災食の備えやその他の意識調査』を行いました。調査の抜粋は以下になります。
質問:「今、自宅に防災食(非常食)をストックしていますか?(防災食にもなる食品を普段生活のために購入しているケースは除く)」
66.9%の方が非常食をストックしている「はい」と回答している。
質問:「「非常食」のストックは何日分備えていますか。」
一番多かったのは「約3日分(59.8%)」ついで「一週間分(22.3%)」「約1日分(12.5%)」。
質問:「非常食をどのように選んでいますか。当てはまるもの全てにチェックしてください。」
スーパーや、ドラックストアー、ホームセンターなどお店で買われる方が、合わせて44.7%と、半数近くの方がネットではなく、店舗で購買されているようです。売り場で目にした時に、意識が高まり、購買につながるのかも知れません。
【防災食(非常食)の意識調査 2024 byVEGAN’S LIFE:調査項目】
・防災食(非常食)のストック有無について
・防災食(非常食)ストックしている量について
・防災食(非常食)の内容
・防災食(非常食)を選んだ理由
・防災食(非常食)の選び方
・防災食(非常食)を備えていない理由
・防災食(非常食)以外で備えている感染症対策アイテム
出典:『防災食(非常食)の意識調査 2024 byVEGAN’S LIFE 』
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