フィリピン外務省は5日、来週開催される日米フィリピン首脳会談について、南シナ海で最近起きた出来事も協議されるとの見通しを示した。南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島周辺で昨年3月撮影(2024年 ロイター)

日米比首脳会談、南シナ海問題も協議へ

[マニラ 5日 ロイター] – フィリピン外務省は5日、来週開催される日米フィリピン首脳会談について、南シナ海で最近起きた出来事も協議されるとの見通しを示した。

会見した同省幹部は、首脳会談は特定の国に向けられたものではないとしながらも、南シナ海で中国が攻撃的な姿勢を強めていることに3カ国は懸念を表明していると発言。

「最近の出来事について3カ国の見解が一致することが期待できる」とし、外交関係について「共同ビジョン声明」が発表されるとの見通しを示した。

3カ国首脳会談に先立ち、バイデン米大統領とフィリピンのマルコス大統領が個別に会談するという。

南シナ海では領有権を巡って中国とフィリピンの緊張が高まっており、先月には中国海警局の艦船が放水銃を使ってフィリピンの補給船の活動を妨害した。

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