このごろ、子どもが遊んでいた中国製の携帯電話が突然「ポーン」という音と共に爆発して炎上する事故が起きた。画像(左)は使用中に突然爆発し、炎上したファーウェイの携帯電話。画像(右)は中国メディアの取材に応じる父親(真ん中)とファーウェイのお客様センターの店長(右側)。(SNSより)

使用中に突然爆発した「ファーウェイ」の携帯電話=中国 河南省

先月9日の夜、子どもが携帯電話で遊んでいたら、携帯が突然「ポーン」という音と共に爆発する事故が起きたことが中国メディアの取材で明らかになった。

爆発したのは、中国通信機器大手のHUAWEI(ファーウェイ、華為技術)の携帯電話だった。

「携帯が突然爆発して、本当に驚いた!」という、爆発した携帯で遊んでいた子どもの父親、鄧(とう)さんによると、「子どもが携帯で遊んでいた時間はせいぜい1、2時間ほどで、長時間使用していたわけではない」と説明。

また、爆発時、携帯電話は充電中でもなかったという。

画像(左)はファーウェイのお客様センター内で中国メディアの取材に応じる爆発した携帯で遊んでいた子供の父親、鄧(とう)さん。画像(右)は使用中に突然爆発し、炎上したファーウェイの携帯電話。(SNSより)

爆発の件について、この父親は爆発した携帯の写真をメーカーに送りつけた。すると、「ネジが1つ足りないから、この携帯本体は分解された可能性があると思われる、だから受理できない」と返されてしまった。

「携帯を正規の店で購入した後、自分で分解したことはない。ネジが足りなかったのは爆発の衝撃でどこかへ飛んで行ったのかもしれない」と父親はとても納得できない。

そこで、この父親は今度は中国メディアの記者と共に河南省濮陽市にあるファーウェイのお客様センターの店長に事情を説明し、店長から直接メーカーに報告してもらうことにした。

しかし、メーカーからは「携帯は分解および修理されたと思われる、品質的な問題はない。だからこの件は受理しない」という、当初のと全く同じ回答が返ってきた。

「とても受け入れられない。自分で解体したり修理したこともないし、メーカーは実物を前に検査したわけでもない。ただ数枚の画像を見ただけで、なぜそんな結論を出せるのか。いい加減すぎるだろう」と父親は憤慨する。

米国政府と議会は、中国政府のスパイ活動に使われる恐れがあるとみて、ファーウェイをはじめ中国企業の通信機器を排除しており、排除の動きは世界に広がり続けている。

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