製薬大手・小林製薬の社屋(Photo by YUICHI YAMAZAKI/AFP via Getty Images)

小林製薬の紅麹、台湾にも影響…31社回収 70歳女性が腎不全

中国時報など台湾メディアによれば28日、小林製薬が開発した紅麹(べにこうじ)成分入りのサプリメントを摂取していた台湾高雄市の70歳の女性が腎不全を患った。台湾当局も紅麹の輸入記録がある企業に販売停止と回収を呼びかけている。

コレステロールの問題を抱えていたこの女性は長期間サプリを摂取していた。昨年3月に下痢などの症状が表れ、急性腎不全と診断された。現在も治療中だという。

台湾食品薬物管理署(FDA)はこの紅麹問題に一連の対応措施を取っている。FDAの呉秀梅署長によると、国内2社がこの製品を輸入した記録がある。自主的に申告した企業は計31社に上り、関連製品121点が自主回収されている。

FDAは企業に対し、「食品安全衛生管理法」の規定に基づき、製品に衛生上の安全性の疑いがあれば、直ちに製造、加工、販売を停止し、回収を実施するとともに、地方の主管機関に報告するよう求めている。

FDAは日本側に対し、紅麹関連製品の台湾への輸入情報、問題の原因、その後の対応について情報提供を要請した。加えて小林製薬に書簡を送り、紅麹を使用した日本の食品リストの提供を求めた。

報道によると、化粧品大手DHCが台湾で販売している「濃縮紅麹カプセル食品」にも小林製薬の紅麹原料が使われており、同社は台湾市場で予防的な自主回収を表明した。

28日時点で、小林製薬はサプリ摂取との因果関係が疑われる死亡例は計4人、入院はのべ93人に及ぶ。同社は大阪市で開いた定時株主総会で、小林章浩社長から「多大なご迷惑をおかけしており、深くおわび申し上げる」と謝罪した。

岸田文雄首相は同日の参院予算委員会で、当該サプリによる健康被害を受け「原因の特定を進めたうえで、再発防止へいかなる政策が必要なのかを政府としても検討していく」と述べた。

日経新聞によれば、政府は29日に対応を協議する関係閣僚会合を首相官邸で開く。原因の特定など政府一丸となって取り組むことを確認するという。

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