LINE個人情報漏えい、個人情報保護委が勧告 定期報告も義務付け
9600万人もの日本人ユーザーを抱えるLINEから個人情報が漏えいした問題で、政府の個人情報保護委員会は28日、運営法人のLINEヤフーに対し、情報を安全に管理する措置が不十分だったとして、是正を求める勧告を行った。サイバー攻撃により、個人情報などおよそ52万件が流出した。
流出のきっかけとなったのは、LINEヤフーが業務委託を行なっていた韓国企業のパソコンがマルウェアに感染し、そこからLINEヤフーの情報システムに不正アクセスが行われたことだ。調査の結果、LINEヤフー個人情報を守るための措置が不十分だったことが判明した。
勧告資料によると、同委員会は3年前にも個人情報の管理をめぐる行政指導を行なっていたが、適切な措置が講じられることはなかった。個人情報保護委員会は、LINEヤフーに4月26日までに再発防止の実施状況を報告するよう求めた。その後も2025年3月まで複数回、改善状況を報告することを要求した。
個人情報保護委員会はLINEヤフーの出澤剛社長を呼び出し、勧告を行った。出澤氏は「ユーザーの皆様、関係者の皆様に大変なご迷惑をおかけしており心からおわび申し上げます。しっかりと対策を迅速に進めたい」と陳謝した。
関連記事
カナダ映画『超限戦』を10月、東京とさいたまで上映。パンデミック下で拘束されたウイルス学者を描き、科学と権力、情報統制をめぐる問いを投げかける
日本の柔道女子選手、前田凛は10月1日、女子70キロ級で金メダルを獲得した。準々決勝で中国の唐婧と対戦した際、相手に20秒以上にわたり腕をかまれ、この思わぬ出来事が日中で大きな話題となっている
木原稔官房長10月2日記者会見において、北海道共同募金会が運営する「赤い羽根共同募金」をめぐり、寄付金約2億5千万円の使途が不明となっている問題を取り上げ、「大変遺憾である」との認識を示した
食卓を支える農村が消える?2050年、全国の4分の1の集落が機能停止の危機に直面。食料・安全保障危機を未然に防ぐため、守るべき農地の「線引き」や広域連携、「農村の終活」という新たな選択肢に迫る
聖書の「バベルの塔」の物語を手がかりに、AI開発競争を考察。技術や資本の集中、共通基盤への依存、競争から取り残されることへの懸念など、現代のAI開発と物語に共通する構図を探る