中国の人権状況に「深刻な懸念」 政府、国連人権理事会で訴え
28日、深澤陽一外務大臣政務官はスイス・ジュネーブで開かれている国連人権理事会ハイレベル・セグメントに出席し、中国の人権状況に深刻な懸念を表明した。さらに、人権侵害に関わる製品をサプライチェーンから除外する「人権デューデリジェンス」の取り組みを推進していくと語った。
深澤氏は冒頭、「人権擁護は国家の基本的な責務である」とし、「人間の尊厳」が守られる安全・安心な世界を実現するための取組みを推進していくと述べた。
香港、新疆ウイグル自治区、チベット自治区などで人権侵害が続く中国の人権状況に深い懸念を抱いているとし、中国当局に対して人権状況改善に向けた「建設的で具体的な行動」を取るよう強く求めた。
北朝鮮による拉致問題については、「ひとときもゆるがせにできない人道問題」だと指摘。国際社会と緊密に連携し、拉致問題の即時解決を強く求めた。
日本では近年、人権意識の高まりを受けて、強制労働など人権侵害に加担した製品を企業のサプライチェーンから除外する「人権デューデリジェンス」の取り組みが始まっている。深澤氏は、2020 年に策定した「ビジネスと人権」に関する行動計画の下、海外進出している日本企業とそのサプライヤーに対して研修等の支援を行っていくと述べた。
関連記事
日本の国会議員3人は8月24日、北京に到着した。高市早苗首相による、中国が台湾を攻撃する可能性についての発言を巡り、日中関係の緊張が数か月間続き、中国側が規制措置を導入する中、議員レベルの政治対話の窓口を設けることを目指している。
米国務省のルビオ長官は8月18日、国際刑事裁判所(ICC、本部オランダ・ハーグ)の赤根智子所長と、セネガル出身のICC上級公判弁護士アブドゥライ・セイ氏の2人を制裁対象に指定したと発表した。
ロシアのプーチン大統領が8月13日、北方領土の択捉島を訪問した。高市早苗首相は同日、総理公邸で記者団の取材に応じ、今回の訪問は日本の立場と相いれないとして、ロシア側に強く抗議した
高市首相はイラン大統領との電話会談で、ホルムズ海峡の追加負担のない自由で安全な航行を要請した。紅海の安全も懸念し、軍事的緊張の緩和と外交による早期沈静化を求めた
ロシアのプーチン大統領が北方領土の択捉島を訪問したことを受け、茂木外相は、ロシア側に強く抗議するメッセージを発表した。プーチン氏は12日、北方領土を含むクリル諸島についてロシア領として確定していると主張している。