パナマを訪問中の上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者との昼食会を実施(外務省)

上川大臣、パナマ日系企業関係者と会食 海事・通商分野での関係強化に期待

現地時間23日(日本時間24日)、上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。

 上川大臣は、日本とパナマは価値と原則を共有する重要なパートナーであり、現在の両国の友好関係は海事通商分野をはじめとする様々な分野における多くの関係者の尽力の成果だと述べた。

また、今次訪問を通じて、日パナマ外交関係樹立120周年を契機とした二国間関係の一層の強化および海洋や女性といった両国が共に力を注ぐ分野での連携を図りたいと述べ、在留邦人、進出日系企業関係者の日パナマ外交関係樹立120周年記念事業への参画・協力を通じた二国間関係の発展への貢献に対し、謝意を述べた。

中南米地域全体とのビジネスを含め、パナマ経済の現状や見通し、DX(デジタルトランスフォーメーション)化等を通じたパナマ運河の機能強化、運河・港湾の脱炭素化、中米・カリブ地域のハブ機能としてのパナマの役割をはじめ、日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、参加者との間で率直な意見交換を行った。

関連記事
石破茂首相は、15日から始まるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席する予定。日中、日米、日米韓の […]
政府は、米大統領選でトランプ氏とハリス氏のいずれが当選されても日米同盟の重要性は変わらないとしている
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
中国共産党に対して強硬な姿勢を示してきた垂秀夫前駐中国大使は以前、都内の会合で「中国共産党と中国国民は違うというアプローチを中国共産党が最も嫌う」と指摘。民主派の中国人が東京に集まっている現状についても見解を述べた。
邦人男児刺殺事件について、中国共産党は容疑者の動機などについて日本側が情報共有を求めるも、口を閉ざしたまま。事件の真因とは何なのか。