米ホワイトハウスは21日、信頼性の低い中国製クレーンを日米が共同開発した製品で置き換えることを発表した。 (Photo by CLEMENT MAHOUDEAU/AFP via Getty Images)

日米共同開発の港湾クレーンに脚光 米大統領令、中国製の置き換え命じる

港湾施設に対するサイバー攻撃が激しさを増すなか、米国は信頼性の低い中国製クレーンを日米が共同開発した製品で置き換えることを、21日の米大統領令で発表した。米国のサプライチェーンにおける日本の役割が一段と高まる。

米国政府は今後5年間、助成金を含む200億ドルを投じる。対象となるのは、三井E&S株式会社の米国子会社であるPACECO(パセコ)だ。本格的な生産開始に向けて、パセコは信頼できる製造会社と提携する予定だ。

パセコはコンテナ海運業界で長い歴史を持つ企業で、1980年代後半まで米国を拠点としてクレーン製造を行ってきた。中国製品について様々な欠陥やリスクが指摘されるなか、米国は30年ぶりに港湾クレーンの製造能力を取り戻すこととなる。

▶ 続きを読む
関連記事
高市首相は8月23日、X(旧Twitter)への投稿で、日本経済を「強い経済」へ転換するための国家戦略を示した。先の国会で成立した改正産業技術力強化法と改正産業競争力強化法などを基軸に、先端技術への研究開発投資や国内設備投資を税制面から支援する。
FRBの金融政策がもたらした経済の歪みを鋭く突く論評。実質金利の罠やマネーサプライの膨張から、資本主義の変質と金融ファシズムの到来を警告する
日本の7月の貿易収支は6345億円の赤字となり、3か月連続で赤字を記録した。輸出入はともに過去最高となったが、円安や原油などの輸入増が収支を圧迫
2026年7月の訪日客は344万2100人で、7月として過去最多を更新した。中国客が前年同月比56.1%減となる一方、台湾は初の70万人超、韓国・香港も大幅に増え、市場構造の変化が鮮明になった
太平洋クロマグロの新たな資源管理方式で国際合意。中西部海域では30キロ以上の大型魚の漁獲枠を25%拡大し、小型魚は6%削減する。2027~28年の適用を目指し、本マグロの供給・価格や養殖業界への影響が注目される