ニフティ株式会社は、当社が運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」にて、「勉強」に関するアンケート調査を実施し、本日2月15日(木)にレポートを公開しました。
本調査では小中学生を中心とした子どもたちを対象に勉強は好きか、どうして勉強が好きかなどについてアンケートを実施し、1,526人から回答を得ました。
勉強が好きかという質問に対し「好き」「どちらかといえば好き」と答えたのは、全体で52%でした。しかし、小学生は58%と半数以上が好きだと答えたのに対し、中学生は43%と半数以下に減っています。
勉強が好きな理由としては、「テストで良い点数がとれるとうれしいから」が70%と最も多い結果でした。目に見える形で結果が出ると、頑張りが報われた気持ちになるのかもしれません。
好きな教科は「社会」、苦手な教科は「算数・数学」がそれぞれ1位でした。「算数・数学」が苦手な理由は「難しい」との回答が多く、解答を見ても解き方が理解できないなど苦手意識を持つ子どもたちが多いことがわかりました。
■調査概要
○アンケート実施期間
2023年12月19日(火)~2024年1月15日(月)
○調査機関
自社調査
○調査対象
小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者
○有効回答数
1,526件
○調査方法
インターネット調査
○調査項目
1.勉強は好き?
2.【勉強が好き/どちらかといえば好きな人へ】どうして勉強が好きか教えて!
3.【勉強が嫌い/どちらかといえば嫌いな人へ】どうして勉強が嫌いか教えて!
4.学校以外で勉強は習っている?
5.【塾・予備校と答えた人へ】塾を選ぶときに1番大事だと思うことは?
6.次の教科の中で1番好きな教科は?
7.次の教科の中で1番苦手な教科は?
8.【算数・数学が苦手な人へ】その理由を教えて!
9.学校で習う勉強は、将来役に立つと思う?
10.勉強していて良かったと思ったことがあったら教えて!
■調査結果
●勉強は好き?
「好き」「どちらかといえば好き」と回答したのは、全体で52%と半数以上という結果になりました。
中学生になると小学生に比べて「好き」の割合が減少し「嫌い」の割合が増加しています。勉強が難しくなるため、好きだと感じられなくなる人が増えるのかもしれません。
●【勉強が好き/どちらかといえば好きな人へ】どうして勉強が好きか教えて!
勉強が「好き」と回答した人の中で、最も多い理由が「テストで良い点数がとれるとうれしいから」で、70%でした。また「問題が解けたり分からないことが分かるようになると達成感が味わえるから」も上位となっており、達成感を得られる瞬間が大きな理由になっていることがわかります。
●【勉強が嫌い/どちらかといえば嫌いな人へ】どうして勉強が嫌いか教えて!
勉強が嫌いな人の理由として最も多いのは「面倒だから」で、75%でした。次に「楽しくないから」「難しいから」と続きます。
その他には「見下されるから」「バカにされるから」といった回答があり、勉強のできやテストの結果などが人間関係に影響している様子がうかがえます。
●学校以外で勉強は習っている?
全体の44%が「塾・予備校」に通っていることがわかりました。中学生になると高校受験を意識する人が増えることから、小学生よりも塾・予備校に通う人が増えていると考えられます。
その他には「長期休みのみ通う」という人もいました。
●【塾・予備校と答えた人へ】塾を選ぶときに1番大事だと思うことは?
塾を選ぶうえで多くの人が大事だと思っていることは「先生と合うか」でした。
「おうちの人が決めるからわからない」との回答は小学生では22%ですが、中学生になると12%に減少しています。中学生になると「自分が通う塾や予備校は自分で決めたい」と感じる人が増えるようです。
●次の教科の中で1番好きな教科は?
全体で最も人気のあった教科は「社会」でした。小学生は「国語」「算数・数学」がトップでしたが、中学生になるとどちらも減少しています。中学生では「社会」に次いで「英語・外国語活動」にも人気が集まりました。
●次の教科の中で1番苦手な教科は?
小学生・中学生ともに、苦手な教科は「算数・数学」が1位でした。小学生で47%、中学生で45%とどちらも半数近くの人が苦手意識をもっています。
●【算数・数学が苦手な人へ】その理由を教えて!
「算数・数学」を苦手だと感じる理由は「難しいから」「計算が難しいから」が、ともに70%でした。他の選択肢と比べても10%以上の差があり、多くの人が算数・数学を難しいと感じているのがわかります。
●学校で習う勉強は、将来役に立つと思う?
学校の勉強について、半数以上の人が将来の役に立つと「思う」と答えました。
●勉強していて良かったと思ったことがあったら教えて!
○「エクレアを家族で分けるときに割り算を使ったこと」と、「『なぜ?』と思ったときに理科の学習があったから分かったこと」!
○テストで百点がとれて、先生や親にほめられたとき。
○35%引きとかの時にぱっと何円か出てくる
○YouTubeとかテレビとかで知識があると理解できて嬉しくなる
○友達が「問題わかんないから教えて!」って頼りにしてくれたこと。
学んだ内容を実際に活用できたときに勉強していて良かったと感じる人が多いようです。先生やおうちの人に言われたから勉強しているより、生活のなかで「すぐに計算できた」「テレビの内容が理解できた」と手応えを感じられる方が意欲にもつながることがわかりました。
また、勉強して成績が上がると人間関係にも良い影響があるようで「友だちに勉強を教えられる」「友だちが増えた」など、友だちに関する回答も複数見られました。
■「ニフティキッズ」について
2002年に開始した、 主に小・中学生を対象とする子どものためのサービス。 子どもの相談に子どもが答える『キッズなんでも相談』や、 インターネットを楽しく安全に使うための『わが家のインターネットルール』を作成できるコーナー、 保護者や先生に向けた情報提供も行っています。
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