(雷鳥 / PIXTA)

波の美しい瞬間を捉えた写真家 海の独特な美しさを見せる

数年間、オーストラリアのある写真家は、独自の視点での美しさを捉えようと取り組んでいました。撮影した写真は、まるで広いにも、独自の感情があるかのように感じられます。特に、日の出と日の入りの時の、波と光が交わって融合する美しい瞬間を、彼はカメラに収めました。

熟練した波の写真家であるマット・バージェスさんは、撮影のたびに多くの困難に直面します。潮の満ち引きをコントロールするのは難しく、機材が波にさらわれてしまうといった、安全上のリスクも大きいからです。バージェスさんは、良い写真を撮るために、リスクを冒しながら長い時間、その場に留まることも多くありました。

光と影が、波と相互に絡みあう素晴らしい瞬間を撮影することができるのは、彼の根気強い努力の賜物です。 彼が撮影した写真は、時に静寂であったり、豪快であったり、シンプルで純粋といった海の光景を、色鮮やかに捉えています。そして、静寂に見える写真からも、大海の持つ無尽蔵なエネルギーを感じ取ることができます。

「海の1番の魅力は、一瞬一瞬が違っていて、どの波も、どの瞬間も、同じではないということです。世界最高のショーの最前列のチケットを、お金を払わずに常に手に入れ、見ることができるようなものです!波の表面しか見えないために、普通の人が、普段気づかないような波の美しさを撮影するのが私は好きです」と、バージェスさんは大紀元時報に語っています。

波打ち際を通ってより深い位置から撮影された波の写真は、時間の経過とともにそれぞれの写真の見え方が変わってきます。カメラを通して撮影された彼の写真からは、彼の海への理解だけでなく、限りない深い愛情が感じられます。

ここ数年、バージェスさんは、早めにビーチを訪れ、海からゆっくりと太陽が昇るのを待っています。「1日の始まりに海を撮影することほど、私にとって素晴らしいことはありません」と彼は語りました。

また、「私が最も心を惹かれるのは、夜明け前や夕暮れ時に、海に光が当たる特別な瞬間です。その時に “魔法 “が起こるのです」と言いました。

バージェスさんが撮影した波の写真は、形だけでなく、色彩も変化に富んでいます。彼の写真は、海はただ青いだけでなく、さまざまな感情を表すような、豊かな色彩に満ち溢れています。

バージェスさんは、このような形式を通じて、海の感情の豊かさをより多くの人に伝えたいと考えています。彼のレンズが捉えた広大な海を見ていると、人間という存在が小さいものであることを痛感させられます。

(英語版大紀元《Epoch Inspired Staff》は本文章の提供に貢献しています。)

(編集・中川真悟)

 

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