ハンガリー、ウクライナ支援容認を表明 EU緊急首脳会議控え
Anita Komuves Jan Strupczewski
[ブダペスト/ブリュッセル 29日 ロイター] – ハンガリーは29日、500億ユーロ(540億ドル)のウクライナ支援を含む欧州連合(EU)予算見直し案を容認する姿勢を示した。これまで反対していたが、譲歩に転じた。
EUは2月1日の緊急首脳会議でウクライナ支援を協議する。昨年12月の首脳会議ではハンガリーのオルバン首相が反対し、合意に至らなかった。
ただ、オルバン首相の側近によると、27日付でEUに譲歩案を送り、EU予算にウクライナ支援を盛り込み、共同で発行する債券を財源に使う案について、「注記事項」を記載するならば容認する立場を示した。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は28日、今週の首脳会議でハンガリーがウクライナ支援に拒否権を行使した場合、同国経済に打撃を与える方針を記したEU文書の内容を報じていた。
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