アイオワ州がTikTok提訴、子どもの不適切動画アクセス巡り
Nate Raymond David Shepardson
[17日 ロイター] – 米アイオワ州のバード司法長官は17日、中国発の動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」を提訴した。同アプリで子どもたちが不適切なコンテンツにアクセスすることについて保護者を欺いたと主張した。
長官は訴状で、TikTokとその親会社である中国の字節跳動(バイトダンス)が、TikTok上で薬物、ヌード、アルコール、冒涜などのコンテンツが蔓延していることについて嘘をついていると非難し、消費者詐欺を主張。金銭的な罰則に加え、TikTokが欺瞞的で不公正な行為を行うことの禁止命令を求めている。
TikTokは「18歳未満にはペアレンタル・コントロール(保護者による管理)や時間制限を設けるなど、青少年のために業界をリードする安全策を講じてきた」と説明。業界全体の課題に取り組むことを約束し、コミュニティーの安全を優先していくと表明した。
米国ではアーカンソー州やユタ州なども同様の訴訟を起こしている。
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米ノースカロライナ州で進行中のTikTokに対する訴訟で、同社の内部会議を記録した映像が公開された。社員らが「アルゴリズムが青少年の心身に悪影響を及ぼす恐れがある」と懸念を示す内容で、TikTokが「若者に安全なプラットフォーム」と主張してきた説明と矛盾している。
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