バングラデシュ、総選挙控え各地に軍隊配置
[ダッカ 3日 ロイター] – 7日に総選挙を控えたバングラデシュで3日、暴動を懸念して各地に軍隊が配置された。
首都ダッカでは政府による治安維持を支援するため、各地に設営された仮設キャンプへ隊員が装甲車両で移動した。
最大野党のバングラデシュ民族主義党(BNP)はハシナ首相に辞任と中立的な選挙管理内閣の設立を求めていたが、ハシナ氏は要求を拒否。これを受けてBNPは総選挙に候補者を擁立せず、ボイコットした格好となった。
こうした中、ダッカでは10月下旬以降、反政府デモが行われてきた。ハシナ氏は再三、BNPがデモを扇動したと非難している。
軍隊は声明で、選挙管理当局から依頼があった場合のみ行動すると説明した。沿岸の2選挙区には海軍が配置され、空軍は山岳地帯の投票所をヘリコプターで支援する。
国民は、この2カ月間にわたり同国各地で起きていた暴動が総選挙後に再発するのではと恐れている。
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