アルゼンチン中央銀行は12月18日、政策金利を28日物中央銀行債(Leliq)の利率から翌日物リバースレポ金利へ切り替えると発表した。ブエノスアイレスの同行前で2021年12月撮影(2023年 ロイター/Agustin Marcarian)

アルゼンチン中銀、政策金利を翌日物リバースレポ金利へ切り替え

[ブエノスアイレス 18日 ロイター] – アルゼンチン中央銀行は18日、政策金利を28日物中央銀行債(Leliq)の利率から翌日物リバースレポ金利へ切り替えると発表した。政策金利は19日以降、翌日物リバースレポ金利となる。

28日物Leliqの利率は現在133%、翌日物リバースレポ金利は12月13日以降100%となっている。同国が経済危機に見舞われる中、金融政策の透明性を高める狙いだ。

ファンド・コープのエコノミスト、ロベルト・ゲレット氏は、政策金利の変更は銀行と預金者を国債へと向かわせると考えられるが、外国為替市場におけるドルのコストを押し上げる可能性があると話した。

インベノミカのディレクター、パブロ・ベスメドリスニク氏は、この措置が成功すれば、公的債務を減らすとともに、企業への間接的な融資を徐々に増やす余地を拡大する可能性があるとの見方を示した。

関連記事
トム・ティファニー米下院議員は中共のWHOや国連への浸透に警鐘を鳴らし、パンデミック条約の締結を防ぐ法案を提出した
日本製鉄によるUSスチールの買収は、米国大統領選にも影響を与える重要な争点となっている。雇用維持や経営改善を提案する一方、米国内ではナショナリズムや歴史的背景から反対意見が強まる。米政府がこの買収を阻止する場合、どのような影響を及ぼすか
米国下院は台湾紛争抑止法を可決した。その内容は中共高官を怖れ慄かせるものだった
日系人として初めて南米ペルーの大統領を務めたアルベルト・フジモリ元大統領が11日に死去した。86歳だった
経済不況の悪化により人口流出が続くキューバ。取り残された高齢者らは、月わずか10ドルの年金と極度な物資不足に苦 […]