中国共産党(中共)は金融業界の取り締まりを強化し、多くの金融高官が失脚した。 最近、天津にある華夏銀行の支店長がビルから転落して死亡したことが警察により確認された(WANGZHAO/AFP/GettyImages)

中国の金融危機の本質とは何か 中国に地方割拠が起こる可能性

中国における金融危機も第二波が始まり、不動産企業やシャドーバンキング(影の銀行、通常の銀行融資を受けられない相手に、高金利で貸し付けたり、投資したりする)の破綻に続き、銀行の危機も深刻化している。中国共産党(中共)は金融業界の取り締まりを強化し、多くの金融高官が失脚した。

最近、天津にある華夏銀行の支店長がビルから転落して死亡したことが警察により確認された。専門家は、中央政府が地方政府への財政支援を行わない場合、地方政府は自らの財源を探す必要があり、清末時代の地方割拠(権力者のそれぞれが自分の領地を根拠地として勢力を張ること)の状況が再現される恐れがあるとしている。

「大紀元時報」の総編集長、郭君氏は、新唐人テレビの番組『菁英論壇』で、中国の華夏銀行の不良債権率が特に高いと述べた。表面上の赤字だけでも400億元(約8千億円)以上に上り、隠れた赤字はさらに多い。中国共産党は金融業界に対する大規模な監査と取り締まりを行っており、最近の報道によると、多くの金融高官が失脚している。 

▶ 続きを読む
関連記事
組織文化の崩壊を招く真因は制度の不備ではなく指導者の行動にある。形骸化した理念や表面的な対話を排し、自らの姿勢を正す勇気を持てるか。30年の経営実績を持つ著者が問うリーダーシップの本質
政治的分断が食の世界にまで及ぶ現代アメリカ。投票先ではなく農法や土壌の再生で生産者を評価すべきだと訴え、健全な土壌のように多様性を認め合い「隣人」として手を取り合う重要性を説くオピニオン記事
ガザ地区の惨状をめぐりイスラエルに向けられる「ジェノサイド」批判の虚構を、歴史的経緯と人口動態、ハマスの戦略から米歴史学者が鋭く論破。2005年の完全撤退以降の事実から、事態の本質と深層を浮き彫りにする
米ヘグセス国防長官、米軍の「戦士の文化」再建を強調。DEI政策の見直しや昇進基準の厳格化を進め、戦闘力と即応態勢の強化を訴えた
トランプ流の過激な交渉術「取引の極意」は単なる暴言か、それとも高度な外交戦略か。パナマ運河やグリーンランド、NATOなどの具体例から、摩擦を生みつつも成果をもたらす独自の交渉スタイルの本質と成否に迫る