12月9日夕方、中国広州の地下鉄車内で乗客同士のトラブルがきっかけとなる、ナイフによる傷害事件が発生した。

地下鉄車内で刃物沙汰 子供にぶつかられた男が、その子の親を刺す=中国 広州

12月9日の19時25分ごろ(現地時間)、広東省広州の地下鉄9号線の車内で、ナイフによる傷害事件が起きた。乗客同士のトラブルがきっかけとみられる。

この事件は中国SNSのホットリサーチし、ネット上では「治安がますます悪くなっている」との嘆きが広がっている。

ネット上に流出した事件当時の動画のなかには、地下鉄の車内で、いさかいを起こす男性2人の姿があった。このうち、黒い服の男は手にナイフを持っていた。白い服を着た男性の体には、複数の血痕があった。そばには「パパ、パパ」と泣き叫ぶ子供の姿も映っている。

▶ 続きを読む
関連記事
中国で「異常な帰郷ラッシュ」。職を失った人々が都市から一斉に流れ出し、農村では不満と怒りがくすぶり始めている?
中国の夜空でドローンが「謎の霧」を散布。十数省で相次ぎ報告され、焦げた臭いに住民が騒然。当局は沈黙したまま…何が起きているのか。
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った